自然科学研究機構は、機構を構成する5つの大学共同利用機関が分野を越えて連携し、我が国の自然科学における学際的研究拠点として新しい研究者コミュニティーの形成を促進するとともに、国際的にも優れた研究者コミュニティーの中核拠点となることを目指しています。
2004年4月の機構発足以来、5機関が連携して「分野間連携による学際的・国際的研究拠点形成」事業を実施しています。この事業のひとつとして、「イメージングサイエンス」、「自然科学における階層と全体」をテーマとする新分野創成型の研究プロジェクトが進められています。
新分野創成型連携プロジェクトの推進
〜「イメージングサイエンス」と「自然科学における階層と全体」〜
「イメージングサイエンス」とは、小さすぎたり、大きすぎたり、または私達の目の感度を越えていたりして、直接見ることができない様々な自然界の現象を、「画像」として可視化することにより、これまでになかった新しい原理や法則を発見しようとする研究テーマです。「イメージングサイエンス」は、機構を構成する5つの機関が扱う自然科学の研究領域(宇宙、物質、エネルギー、生命)全てに共通するキーワードであり、画像を作成、解析する最先端の技術の開発とあいまって、自然科学における新しい分野の創出をもたらす可能性を秘めています。
「自然科学における階層と全体」とは、複雑な自然現象の階層構造とそれらを全体として繋ぐ構図を理解しようとする研究テーマです。例えば、物質は分子からなり、分子は原子からなり、原子はさらに素粒子から構成されているのは御存知の通りです。しかし、それぞれの階層には、その階層特有の自然法則があり、それらを統合するだけでは全体がなかなか理解できません。このように、自然科学において階層と全体がどのように結びついているか、そして全体が何かを理解することは、自然科学研究者に与えられた究極の命題のひとつであるといえます。
機構では、研究連携室が中心となってこれらの斬新なテーマに取り組んでいます。毎年シンポジウムを開催して成果を積み重ねながら、将来の国際的展開のための基盤づくりが進められています。





