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センター長メッセージ

更新日:2018年6月13日更新

 自然科学研究機構は、共同研究・共同利用の研究機関として広範な自然科学の先端的研究を推進するとともに、未解明の課題に挑戦するため、従来の研究領域の枠組みを越えて多様な研究者が協働する研究の場を創り出し、研究者コミュニティの発展に貢献することを目的としています。

 私たちは、この「新たな研究領域の開拓」を目的として平成21年に新分野創成センターを設立しました。設立時には、新しい脳科学の創成を目指すブレインサイエンス研究分野と、広範な自然現象を新たな視点から理解することを目的としたイメージングサイエンス研究分野の二つの研究分野を対象に選び、新しい研究の芽を探索してきました。平成25年4月には第三の研究分野として、宇宙における生命研究分野を立ち上げ、宇宙物理学、生物学、地球物理学、化学などを融合した学際領域の発展を推進しました。

 宇宙における生命研究分野は、平成27年度からアストロバイオロジーセンターに移行し、またブレインサイエンス研究分野とイメージングサイエンス研究分野も平成30年度に新しく設立される生命創成探求センターに移行しました。

 2018年度からは、光科学の研究成果の異分野への応用を目指す「先端光科学研究分野」、プラズマ科学と生命科学の分野融合研究となる「プラズマバイオ研究分野」を新たに立ち上げ、両分野において公募研究を含む分野創成研究を推進しています。特に「プラズマバイオ研究分野」では、名古屋大学低温プラズマ科学研究センター及び九州大学プラズマナノ界面工学センターとコンソーシアムを形成し、連携研究を強力に進めています。 また、センター内の新分野探査室では、次世代の新分野となり得る研究活動の探査も進めています。

 新分野創成センターでは、今後も国内外の大学や研究所の研究者の皆様と連携し、自然科学の将来像を見据えて研究の方向性を議論する活発な研究者集団の形成に貢献したいと思います。ご協力とご支援をよろしくお願い致します。

令和元年12月
新分野創成センター長 井本 敬二