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センター長挨拶

更新日:2022年4月 1日更新

センター長  高柳 英明

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 現在の最先端研究は、必然的に国際的な連携研究・連携活動がその活力の大きな部分を占めています。自然科学研究機構の各機関・センターは、それぞれの研究分野において国際共同研究を活発に展開してきていますが、分野間連携研究を強く推進する本機構として、研究分野固有の枠組みにとらわれずに、総合的な自然科学を国際的に展開するセンターとして、国際連携研究センター(IRCC: International Research Collaboration Center)を2018年8月に設立しました。通常の国際研究協力の場合、協力関係が研究者個人同士の繋がりを基本として展開するのに対して、組織と組織の連携関係を恒常的に打ち立てることにより、研究分野の広がりと安定な協力関係を保つことに主眼が置かれています。

 国際連携研究センターは、本機構が米国・プリンストン大学とドイツ・ボン市に設立した海外拠点を活用し、国際研究協力を進めています。また、国際連携研究センター専任の研究員を雇用し、これらの海外国際ブランチを起点とした国際共同研究を展開することにより、活発な国際協力を推進しています。

 国際連携研究センターには、分野融合的研究領域に対応した研究部門が設置されています。天体プラズマ物理学と核融合プラズマ物理学の融合領域を研究する「アストロフュージョンプラズマ物理研究部門(IRCC-AFP)」と、定量生物学的解析と新しいイメージング手法を合体させた「定量・イメージング生物学研究部門(IRCC-QIB)」の2部門です。IRCC-AFPは、自然科学研究機構、プリンストン大学、マックス・プランク研究所の組織的連携のもとに、またIRCC-QIBは自然科学研究機構とプリンストン大学の組織的連携のもとに運営され、専任の若手研究者を中心とした国際共同研究を展開しています。

令和4年4月