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ORCIDについて

自然科学研究機構におけるORCIDの取り扱い

ORCIDについて

ORCID (オーキッド) は、個々の研究者を他の人たちと区別する識別子番号(ORCID ID)であり、IDを管理する非営利団体ORCID Inc.は、研究成果や関連する様々な学術サービスと自動的なリンクを作る仕組みを提供しています。研究者のORCID IDのもと、300以上の出版社や資金提供機関、その他学術サービスと連携することができます。

研究者がORCID IDを取得する意義

同姓同名の解決や研究者が個人でプロフィールの管理だけではなく、研究者やコミュニティ全体の労力を軽減する利点があります。

  • 同姓同名の研究者と区別が容易になり、自身の研究成果等を正しく公開することができます。
  • ORCID上で一度設定すれば、自身のORCID上に自身の論文や所属等を出版社や所属機関等から情報元を明示して自動的に書込・蓄積されるため、労力の軽減だけで無く、情報の信頼性が担保されます。過去の論文については、Web of ScienceやScopus、google scholar等からインポートすることができます(この場合も、情報元が明示されます)。
  • 所属機関が変わっても、同じORCID IDを利用できます。また、現在利用できない過去のメールアドレス情報もアカウントに残しておけるので、ORCID上で検索することで、過去に発表した論文の連絡先から現在のあなたに連絡を取ることができます。(この場合、メールアドレスを公開情報と設定する必要があります。)
  • 論文投稿時にORCID IDを必須とするジャーナルが年々増えてきており、オプションでORCID IDを入力できるジャーナルを含めると3000誌以上(2016年時点)あります。

自然科学研究機構におけるORCID運用

自然科学研究機構は、2018年5月にORCIDのメンバーシップを取得しました。
機構が構築する研究者総覧システムとORCID IDを連携することで、各研究者の研究業績等をORCIDから自動的に取得し、総覧上で公開します。
また、2020年からは、共同利用・共同研究の申請から審査、採択などを統合的に管理する自然科学共同利用・共同研究統括システム(NOUS)とORCIDの連携により、申請書の作成の簡便化や、各研究者のORCIDレコードへの採択情報の記載を実現しました。

機構で研究に従事する人はORCID IDの取得を義務付けるとともに、共同利用・共同研究の利用者にもORCID ID取得を促し、ORCIDを通じて機構内外の研究者が機構によって信頼性が担保された所属情報や受賞歴、共同利用・共同研究採択情報を公開するすることで、研究分野を越えて学術研究活動の信頼性を高めることに寄与します。

機構が各研究者のORCIDに記載する情報

所属情報(Employment)、受賞(Invited positions and distinctions)、公募型共同利用・共同研究の採択情報(Funding)を記載します。

ORCIDから機構が取得する情報

ORCID ID、研究成果(Works)等を取得し、研究者総覧などで情報公開やInstitutional Researchに活用します。


参考

「Why ORCID?」(動画、日本語字幕あり)