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第33回自然科学研究機構シンポジウム

開催概要

第33回自然科学研究機構シンポジウムバナー
 星や銀河が浮かぶ広大な宇宙には、小さな小さな分子もたくさん浮かんでいます。そのほとんどは水素分子ですが、アンモニア、水、アルコールからより複雑な有機分子まで、200種類以上の分子がこれまでに宇宙で発見されています。そこには、日本の研究者による発見も含まれています。そして、星の誕生・惑星の誕生・星の死など宇宙で起きる様々な現象に、分子が密接に関わっていることが分ってきました。宇宙の分子を探ることは、私たち自身と宇宙の密接なつながりをひも解いていくことでもあります。今回の自然科学研究機構シンポジウムでは、「宇宙と、分子と、私たち」をテーマに、地球と宇宙の分子研究から見えてきた興味深い世界をご紹介します。

この講演会はどなたでもご参加可能です。
(事前申込不要・定員なし、参加無料)

なお、当日の録画・録音はご遠慮ください

日時

2022年3月13日(日曜日)
午後1時30分から4時30分

オンライン講演会

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時   刻

講 演 内 容 等

13:30 ~ 13 : 35

開会の挨拶

小森 彰夫 自然科学研究機構長

13:35 〜 14 : 05

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立松 健一 

自然化学研究機構 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所長/教授

「野辺山での星間分子の発見と、宇宙の雲の年代測定」

1982年に運用を開始した野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡は、宇宙にある星間分子の発見で世界的な活躍をしました。この発見で重要だったのは、岡崎の分子研との連携です。野辺山で発見された分子CCSは、現在宇宙にある星の誕生の場「分子雲」の年代測定に大活躍です。CCSや重水素を用いた年代測定は、星の誕生の研究に新機軸をもたらしつつあります。また、この目的のために、45m電波望遠鏡用に新たに開発中の高性能受信機について紹介します。​

14:05 〜 14 : 35

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相川 祐理

東京大学 大学院理学系研究科 天文学専攻 教授

「分子からの電波で観る星と惑星系の形成」

太陽のような星は、銀河内を漂うガスが互いの重力で集まり、収縮することで形成されます。生まれたばかりの星は円盤状のガスに取り囲まれています。ガスには砂粒のような固体粒子がわずかに含まれていて、これが集まって地球のような惑星が作られます。現在、アルマ望遠鏡では、円盤内でのダストとガスの分布、速度分布、化学組成などを観測できます。講演では、アルマ望遠鏡での最近の観測とそこからわかってきた惑星系の形成過程についてお話しします。

 

14 : 35 〜 14 : 55

 

休憩

14:55 〜 15: 25

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瀧川 晶

東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 准教授

「ダストと巡る宇宙物質循環 : 分子から鉱物へ」

我々の身近にある鉱物は、地球や太陽系だけでなく、宇宙のいたるところに存在します。望遠鏡を使って太陽系から遠く離れた星の周りで鉱物ができる様子を観測し、電子顕微鏡で1000分の1ミリの大きさの鉱物を調べると、一体何がわかるのでしょう。本講演では、宇宙の石とはどのようなもので、どこでどのようにして形成されたのか、様々な手法を組み合わせた研究を紹介します。宇宙の鉱物は、我々の太陽系と銀河系を繋ぐ鍵かもしれません。​

 

15:25 〜 15 : 55

 

koga

古賀 信康

自然科学研究機構 生命創成探究センター 准教授

「創って理解する 生命現象をつかさどる分子「タンパク質」」

生命現象をつかさどるタンパク質分子は、ひものように解けた構造から、アミノ酸配列に従って特定の立体構造に折りたたみ、機能を発現します。本講演では、地球上に存在するタンパク質とは、全く異なるアミノ酸配列を持つタンパク質を創ることで明らかにした、タンパク質分子の折りたたみ原理について紹介します。そして、もし地球外に生命がいた場合、それらが持つタンパク質の特徴について考えてみたいと思います。

15:55 〜 16 :25

 

質疑応答 皆様の質問にお答えします

講演者がみなさんからの質問・疑問に答えます。

なお、全ての質問にお答えできるとは限りませんので予めご了承ください。

16:05

閉会の挨拶

常田 佐久 自然科学研究機構 国立天文台長

※講演題目は変更になる場合がございます。

 

お問い合わせ

第33回 自然科学研究機構シンポジウム 事務局

国立天文台自然科学研究機構シンポジウム係
電話:0422-34-3653 (平日 8:30-17:15)