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イベント情報

第36回自然科学研究機構シンポジウム

バーチャル天文台により加速される天文学研究

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白崎 裕治(しらさき ゆうじ,Yuji SHIRASAKI) 
自然科学研究機構 国立天文台 助教

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□ 略歴

1992  東京工業大学 理学部 物理学科 卒業

1997  東京工業大学 理工学研究科 物理学専攻 修了 博士(理学)

1997  理化学研究所 奨励研究員

2000年 宇宙開発事業団 科学技術振興事業団 科学技術特別研究員

2002年 国立天文台 科学研究員

2004年 国立天文台 助手(2007年に助教に名称変更)

□ 講演要旨

 天文学研究を目的として取得されたデータは、その大部分がオープンデータとして公開されています。日本国内においては、主として国立天文台や宇宙科学研究所に設置されたデータセンターが国内研究機関により取得されたデータの公開を行っています。海外においても各国・各地域のデータセンターが、関連する観測データの公開を行っており、それらは誰もが自由に天文学研究に利用することができるようになっています。最近観測を始めたばかりのジェームズウェッブ宇宙宇宙鏡のデータも、誰もが自由にダウンロードすることが可能です。

 近年の天文学研究は様々な波長のデータを利用して行われるようになっており、自分で観測したデータに加えてそうした公開データも利用する機会が増えてきています。そうすると、個々のデータアーカイブシステムから個別に取得する方法では、様々な種類のデータを大量に利用する場合には不都合を感じるようになってきました。

 そうした問題点を解決するために、データを検索し取得する方法を標準化する活動が2002 年より開始されました。これによりデータ交換するシステムをバーチャル天文台と呼んでおり、ポータルサイトや専用アプリケーション、自分で作成したプログラム等により様々なデータを簡単に取得することが可能となってきています。

 本講演では、そうしたバーチャル天文台システムを利用したデータ検索システムの開発状況についてご紹介したいと思います。

□ 最近ハマっていること,趣味など

 通勤時間中(往復4時間)の読書。在宅勤務中は読書の時間がとれませんでしたが、再び通勤するようになり、読書ができるようになりました。著名作家(東野圭吾、村上春樹、宮部みゆき、司馬遼太郎等)の作品を中心に古本屋にて収集して読んでいます。