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第40回自然科学研究機構シンポジウム 堀 安範

第40回自然科学研究機構シンポジウム 堀 安範

堀 安範(ほり やすのり)
岡山大学 理学部 地球科学科 准教授
アストロバイオロジーセンター 客員准教授

<略歴>
2011年 東京工業大学 理工学研究科 地球惑星科学専攻 博士課程修了、博士(理学) 取得
2011年  国立天文台 理論研究部
2014年 カリフォルニア大学サンタクルーズ校研究員
2015年 アストロバイオロジーセンター(国立天文台 ハワイ観測所併任)特任助教
2025年 現職

太陽系、そして太陽系外の惑星から見る極限環境

 地球上には南極や砂漠地帯といった過酷な環境、標高8000mを越える山々や深海1万m以上の海溝などに見られる急峻な地形が存在しています。しかし、火星にはヒマラヤ山脈を優に超える高さ20km以上のオリンポス山が知られており、二酸化炭素の分厚い大気に覆われた金星では硫酸の雲が存在しています。惑星以外にも数百個もの火山がひしめく木星の衛星イオ、メタンやエタンの湖をたたえる、月よりも巨大な土星の衛星タイタンのように想像を超えた世界が広がっています。

 太陽系を飛び出し、他の星に目を向けてみると地球と同じように、表面に液体の水を保持でき得る生命居住可能な惑星候補が報告され始めています。同時に、太陽系には存在しない、昼と夜の世界が一生変わらないような惑星や星近傍の灼熱地獄に佇む惑星などが存在することも明らかになってきました。近年、地上そして宇宙望遠鏡からの精力的な観測によって、こうした風変わりな惑星たちの詳細な姿が少しずつ明らかになりつつあります。

 そこで、本講演では太陽系、そして続々と発見されている太陽系外の惑星を例に地球と異なる摩訶不思議な極限環境の世界を紹介します。

<先生の最近ハマっていることは何ですか?>
瀬戸内海の島巡り