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第40回自然科学研究機構シンポジウム 橘 省吾

第40回自然科学研究機構シンポジウム 橘 省吾

橘 省吾(たちばな しょうご)
東京大学 大学院理学系研究科 宇宙惑星科学機構 教授
JAXA宇宙科学研究所 地球外物質研究グループ 特任教授

<略歴>
2000年,大阪大学 大学院理学研究科 宇宙地球科学専攻修了.博士(理学).東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 助教,北海道大学 大学院理学院 自然史科学専攻 准教授などを経て,2017年より,東京大学 大学院理学系研究科 宇宙惑星科学機構 教授.JAXA宇宙科学研究所 地球外物質研究グループ 特任教授も務める.

「はやぶさ2」の小惑星リュウグウ探査から「生命」を考える

 探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウを探査し,地球にリュウグウの石を持ち帰ってから,およそ4年半が経過しました.「はやぶさ2」が何をめざして,何を成し遂げたのか,持ち帰られたリュウグウの石が,太陽系や地球,生命のはじまりについて,私たちに何を語ってくれたのかについて,お話しします.

 リュウグウの石からは,さまざまな有機分子(炭素,水素,酸素,窒素などの原子が集まってできる)が見つかっています.その中には地球の生命とも関係するアミノ酸(タンパク質のもと),核酸塩基(遺伝情報を保持したり,伝えたりするDNA, RNAに含まれる)も発見されました.米国NASAが小惑星ベヌーから持ち帰った石にもアミノ酸や核酸塩基が見つかっています.

 小惑星リュウグウやベヌーの石に,地球生命と関連する分子が発見されたことが何を意味するのか,皆さんと考えてみたいと思います.また,「はやぶさ2」の先にめざしたい未来についても,お話しできればと思います.

<先生が最近ハマっていることは何ですか?>
メジャーリーグの球場をすべて回って,観戦したい!