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第14回自然科学研究機構若手研究者賞受賞記念講演

米田 泰輔 (生理学研究所 助教)

米田 泰輔 Taisuke YONEDA
自然科学研究機構 生理学研究所 助教

<略歴>
2002年 富山県立魚津高等学校卒業
2004年 富山大学 理学部生物学科中退
2008年 鳥取大学 医学部生命科学科卒業
2010年 鳥取大学大学院 医学系研究科修士課程修了
2013年 鳥取大学大学院 医学系研究科博士課程修了
2013年 学位取得 博士(再生医科学)鳥取大学
2013年 理化学研究所 脳科学総合研究センター 研究員
2018年 自然科学研究機構 生理学研究所 特任助教
2023年 自然科学研究機構 生理学研究所 助教
<受賞歴>
2017年 次世代脳プロジェクト冬のシンポジウム2017 若手優秀発表賞
2018年 理研栄峰賞
2018年 理化学研究所 研究奨励賞
2020年 NINS分野融合型共同研究事業ワークショップ 優秀ポスター賞


講演概要

 私たちの脳は生後の経験によって、大きく変化します。言葉を覚えたり友人関係を築いたりするような複雑な能力を得るためだけでなく、見る・聞くといった基本的な感覚の発達にも、経験は大きな影響を及ぼします。たとえば、生まれたばかりの動物を暗い場所で育てると、視力は著しく低下してしまいます。こうした視覚の発達には、脳の中の一次視覚野という場所の神経細胞が、生後の経験によって、神経細胞同士のつながり方を変えることが重要だと考えられています。この時に脳の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?今回の講演では、生後すぐ、視覚のしくみが作られていく時期の一次視覚野で、神経細胞がどのように変化していくのかを一緒に見ていきましょう。

研究者を目指したきっかけ

 小学校2年生のころには宇宙船を作りたいと思っていたようですので、科学的な好奇心は小さなころからあったのだと思います。中高生になって「自分ってなんだろう」と考えるようになり、心のしくみに興味を持ちました。そのころに脳が心に関連していると知って、脳の研究者になりたいと思うようになりました。好きなことを仕事にできるのは幸せですが、そうでなくても好きなことは楽しいですよね。高校生の皆さんも、いま好きなことをたっぷり楽しんでください。

関連リンク

生理学研究所 視覚情報処理研究部門HP