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若手研究者賞

若手研究者賞 受賞者紹介 キム・ウンチュル先生

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キム・ウンチュル (KIM Eunchul 基礎生物学研究所 助教)

KIM Eunchul_photo

<プロフィール>

2006年:Seoul Choong-Ang High School 卒業

2009年:Dept. of Physics, Daejin Univ. 卒業(一学期早期卒業)

2012年:Dept. of Energy Science, Sungkyunkwan Univ. 一貫制博士課程修了

      Center for Nanotubes and Nanostructured Composites, Sungkyunkwan Univ 研究員(兵役代替服務)

2015年:博士(理学)取得(Sungkyunkwan Univ.)

2015年:基礎生物学研究所 博士研究員

2016年:基礎生物学研究所 日本学術振興会外国人特別研究員

2018年:基礎生物学研究所 NIBBリサーチフェロー

2019年:名古屋大学大学院 理学研究科 特任助教,基礎生物学研究所 特別訪問研究員(兼任)

2021年:基礎生物学研究所 環境光生物学研究部門 助教,総合研究大学院大学 助教(兼任)

<受賞歴>

2010年度 7th Korea-Japan Symposium on Frontier Photoscience ベストポスター発表賞

<専門分野>

生物物理化学

 

研究者を目指したきっかけ

 私は勉強全般には関心がある学生ではなかったです。しかし、子供の頃から科学関連の謎解き本が好きで、科学には興味を持っていました。高校生頃からは複雑な人間社会に関する教科より科学の方が理解しやすく面白いと思いました。特にいつでもどこでも合う科学法則(ニュートン、マクスウェルなどの)についての偉大さを感じて、自身も不明だった科学法則を見つけたいと思い研究者になる夢を持ちました。

 しかし、他の教科の成績が良くなかったため、研究者になるのにはすごく苦労しました。現在もその時もっと頑張って全般的に勉強していたらよかったのにと思う時があります。中高生の頃は、学校の教科が私のしたいことをするために役に立つだろうかと思うかもしれませんが、その時に学ぶ知識は、どんなことをしても役に立つ可能性が高い知識だと思います。よって、中高生の時には将来やりたいことを探すことと共に、教科課程を頑張ることも大事だと思います。

 

自慢の一枚

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​ 自然界で光は、量(強度:明るさ)と質(波長:色)的に変動します。私は、これらの光の変動に対して植物がどのように対応し、順応しているのかを研究しています。これまでは、光の強度、波長、形状を調節するために、様々な光源と光学機器を用意しなければならず、多くの時間と費用が必要でした。私はこのような点を改善するために、プレゼンテーションの時に使うビームプロジェクターとパソコンのソフト(パワーポイント)だけで、光の強度、波長、形状を自由自在に調節するアイデアを出しました。これにより液体で育つ藻類や光合成バクテリアを様々な光の条件で一気に分析することが可能になりました。このように自分のアイデアで、より効率的・経済的なシステムを構築することも研究過程で得る大きな楽しみです。

 

趣味・最近ハマっていること

 映画、読書、音楽、ゲーム、ユーチューブなどの多様なコンテンツを楽しむことにはまっています。特に映画館で映画を見るのが好きです。電子機器もリセットすれば問題が解決される時があるように頭の中が複雑な時に、コンテンツにはまって出てきたら頭がリセットされ、もつれていた考えが解ける時があります。