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若手研究者賞
若手研究者賞 受賞者紹介 伊澤誠一郎先生
伊澤 誠一郎 (IZAWA Seiichiro 分子科学研究所 助教)
<プロフィール>
2006年:愛知県立 時習館高等学校 卒業
2010年:東京大学 工学部 卒業
2012年:東京大学大学院 工学研究科 修士課程 修了
2015年:東京大学大学院 工学研究科 博士課程 修了、博士(工学)取得
<受賞歴>
2021年 エヌエフ基金 研究開発奨励賞 優秀賞
2021年 コニカミノルタ 画像科学奨励賞
2021年 応用物理学会 有機分子バイオエレクトロニクス分科会 奨励賞
2021年 有機EL討論会 講演奨励賞
2020年 花王科学奨励賞
2015年 応用物理学会学術講演会 講演奨励賞
2012年 東京大学 工学系研究科長賞
<専門分野>
物理化学
研究者を目指したきっかけ
エネルギー・環境問題の解決の役に立ちたいと漠然と思っていましたが、初めから研究者を目指していたわけではありません。大学で実際に研究をやってみて、日々、自分のアイディアを考え、それを試し、失敗しつつも予想もしなかったことが起きて感動したことなど、毎日、知的好奇心が刺激され、実験・研究の様々な魅力を感じることができました。自分が好きなことは何かと考えた時に最終的にこの道を選びました。
自慢の一枚
有機色素の薄い膜に、目に見えない赤外線を当てているのに、明るく黄色に光っています。これは光アップコンバージョンと呼ばれ、光が持っているエネルギーを高く変換することで、光の色を変える現象です。私はこれを有機色素の界面で起こすという誰もやったことがなかった新しい原理を考えて、固体膜での高効率な光変換に世界で初めて成功しました。
趣味・最近ハマっていること
スポーツ観戦です。野球、サッカー、相撲など、暇がある時はジャンルを問わず見ています。予想もしないことが起こったり、選手がプレッシャーに打ち勝っていいプレーをしたりしている所を見ると感動します。筋書きのないドラマが生まれる所が、研究とも共通点があって好きなのかもしれません。