イベント情報
若手研究者賞
若手研究者賞 受賞者紹介三井優輔先生
三井 優輔 (MII Yusuke 基礎生物学研究所 助教)
<プロフィール>
2002年:香川県立丸亀高等学校 卒業
2007年:東京大学理学部生物学科 卒業
2009年:東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻修士課程 修了
2012年:東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程 修了、博士(理学)取得
2012年:基礎生物学研究所 助教
2019年:JSTさきがけ研究者
<受賞歴>
2012年 東京大学大学院 理学系研究科 研究奨励賞
2014年 日本発生生物学会第47回大会 ポスター賞
2019年 基礎生物学研究所 若手研究者支援研究費助成(第3位)
2021年 基礎生物学研究所 若手研究者賞(第1位)
<専門分野>
発生生物学
研究者を目指したきっかけ
子供の頃から理科・科学が好きだったので、高校の時は漠然と研究者になりたいという思いはありましたが、その頃は全く研究を仕事にするのがどういうことかは分かっていませんでした。大学4年生の時に研究室に入ってみて自分のテーマが決まると、まだ誰も知らないことを調べていることが楽しくなり、研究を仕事にしたいと思うようになりました。
自慢の一枚
ツメガエル胚でWnt8タンパク質(緑)を撮影した一枚です。細胞と細胞の間にドット状に分布しているのが観察されました。Wntは分泌性タンパク質なので、これまで細胞外で「拡散する」と考えられてきましたが、足場構造(マゼンタ)に結合することでドット状に分布することがこの写真からわかってきました。注:緑とマゼンタが重なると白く見える。
趣味・最近ハマっていること
趣味はたくさんありますが、一番好きなのは釣りです。まだ誰のものでもない自然の一部を自分のものにすることが研究と共通しています。また研究所の仲間とバイクで走りに行くこともあります。