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緊迫した国際情勢にかかる声明

自然科学研究機構は、宇宙、物質、エネルギー、生命等に関わる自然科学分野において、大学共同利用機関法人として、各分野の研究者コミュニティーの支えの下、我々が保持する豊富な国際的な研究者ネットワーク、共同利用・共同研究を通じた基礎研究を推進することにより、豊かで永続的な人類社会の構築に貢献することを希求しています。

 今世界では、武力による一方的な現状解決を目指す試みが横行し、老若男女問わず、多くの命が日々失われ続けています。自然科学研究機構が担う学術研究の場においても、未来の科学を背負う多くの才能溢れる研究者達が、国家の都合によって学問と学術研究の自由を奪われているばかりか、自身や家族の命すら危ぶまれる事態に見舞われています。

 自然科学研究機構は、今後の事態を注視しつつ、世界で研究活動の継続の危機に直面している研究者に対して、自然科学研究機構が実施する共同利用・共同研究および国際共同研究の枠組みにおいて、機構憲章の理念を共有する研究者に対しては、国籍を問わず、研究活動の継続のための支援を行って参ります。

 我々は今回の事態を深く憂慮するとともに、一日も早く平和的解決によって、「恐怖及び暴力から自由であり、平和的、公正かつ包摂的な社会* 」が実現され、国籍を問わずすべての研究者にとって、研究活動の自由と発展が保証されることを強く望みます。

 

令和4年4月

自然科学研究機構長 川合眞紀

 

* 持続可能な開発のための2030アジェンダより